個性分析受講レポート 刺激と安定どちらが大事?倦怠期でも彼と結婚すべき?

結婚後の生活、あなたは安定と刺激のどちらが大切だと思いますか。
理想ではなく、本当の自分にはどちらが向いているのか、客観的に考えたことはありますか?

彼とのお付き合いが3年に渡るという女性からのご相談です。
はたから見ると順調な様に思えますが、最近相手に対してどんどんつまらないと感じるようになり、そんな自分に戸惑っている様子。

これは倦怠期?それとも、自分の性格の問題?こんな状況のままでいいのか、それとも別の相手を探すべきか・・・。

このように、彼に対する愛情の温度変化に悩む女性は多いと思います。

今回は、そんな彼女を例に、「個性分析」を通して今後の対策を考えてみましょう。
※掲載許可を頂いています

目次

会社員 美穂さん(仮名)36歳の悩み

美穂さんはお付き合いをして3年になる彼がいます。
最近は仕事も充実し、自分の知らない新鮮な事を話す人に出会うと惹かれてしまい、彼の事はおざなりになってしまっているとのこと。

いっそもっと刺激のある新しい彼を探すのもひとつかと行動に移そうとしていますが、好奇心はあっても、もともと人との関係にドライなところがあるため、新たな人と1人と長く付き合うことができないのではないか、と悩んでいます。

また、いつか家庭を持ちたいと考えていく中で、刺激を求め続けることはいいことなのか?それで結婚できるのか?味気は無くとも安定を得られる今の彼と結婚すべきなのか?漠然とした不安が続いています。

彼との関係性

・彼は同い年だが、年上のようにしっかりして落ち着いている。
・彼は人見知りではないが友達が多い方ではない。
・音楽や映画などの一般的な娯楽において好きなジャンルが全く違う。
・一緒に出かける際、彼は提案するよりどんな提案でもOKと言う傾向がある。
・彼は何においても否定的なことをあまり言わず、多様性を認めるタイプ。

 では美穂さん自身はどうなのでしょうか?

個性分析より 美穂さんの恋愛傾向

・交際力が低い
→一人でいるのを好む。幅広く交際しようとはせず、狭い人間関係の中でより関係を深めていく方がいいと感じる。

・尊重力が低め
→出来れば自分の意志や考えに相手を沿わせて安定したい。
だからこそ自分と違う考えや生活環境などを提示されるとストレスを感じやすい。

・自由力、自立力が低い
→尊重性が低めなので自分の意思はあるが、常識的な考えや周りの意見に縛られやすい面があり、誰かに「それでいい」と認めてもらうことで初めて迷いなく行動が出来るタイプ。

今の彼こそ本当に相性のいい人

現在美穂さんは仕事も面白く、周りからの刺激が多い環境にあるため、気持ちが外に向き易くなっています。ですが本来は自分が納得したものや好きなものに囲まれた世界で、じっくりそれらを温めていく方が向いている性格です。

また「尊重力」が低め、つまり自分の意見やポリシーがしっかりあるので、相手に譲ったり合わせたりするより、自分の世界観に引き込みたい人です。
「提案するより相手のどんな提案でもOKする」「何においても多様性を認める」という尊重力の高い彼とは真逆です。

それぞれ押し引きの役割分担がしっかりできており、ぶつかり合うことなく、穏やかに過ごせる相手なので、二人の相性は実はとてもいいのです。

二人の間に難点があるとするなら

「刺激が無い」ということでしょう。

?刺激のある関係とは、「緊張感のある関係」と言い換えてもいいかもしれません。
尊重力が低い人同士は「自分の意見」のぶつかり合いになり、刺激があります。
しかし、前向きな議論の時は活気があっていいのですが、場合によっては対立や嫌悪を生み出します。
話し合いといいつつ、「お互い自分の考えを曲げず説得しようとする」ので解決策が見つけにくいという難題も抱えています。

常に彼女の意見を尊重して、寛容な気持ちで認めてくれ、かつ、いつも刺激ある意見や体験を与えてくれるというのは、残念ながら一人の人間の中にはなかなか共存しない要素です。

自分に意外と自信がないところも

もう一つ着目するべきは、「自立力」と「自由力」の低さ。
自分の意見や意思はあるものの、周りの声や評価が気になる、誰かに認めて欲しいなど、繊細なところがあるので、男性的な強い意見で諭すタイプより、柔らかく認めてくれる男性が向いています。

また、自己開示が苦手なので、じっくり話を聞き、合わせ、認めてくれる人がパートナーに向きます。美穂さんの場合は刺激的な関係性よりも穏やかな関係性の方が自分らしく活き活き輝けるタイプです。

美穂さんタイプの女性へ

理論や筋が通った意見をはっきり述べたり、絶対に譲らなかったりという「尊重力」が低い強い女性は今の時代、少なくありません。
しかしその一方で「自立力」が低いという矛盾を抱える女性も多く、繋がりたい、分かってもらえないことが怖い、という思いもあります。

それらを包括してくれるのは「尊重力」が高い男性。ただし刺激とは無縁の位置にいる為、どうしても『いい人だけど』で終わりがちです。しかし、周りから『いい相手見つけたね』と言われるのはそんな男性です。自我が強い女性ほど、同じタイプではなく、身近な「いい人」に目を向けてみる事をお勧めします。

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