結婚を強く望み、婚活にも熱心に取り組んでいるにも関わらず交際が長続きせず、やんわり断られたり、時には自然消滅してしまうなんてことを繰り返していませんか。
そんな時、自分に魅力がないのでは、何か悪い点があったのか、と思い悩んでしまう方も多いと思います。
なぜ、そのような結末になってしまうのか、その要因と対策について「個性分析」を通して探ってみます。
※掲載許可を頂いています。
会社員明子さん(仮名)33歳の場合
明子さんは、婚活パーティで出会った男性2人と最近お付き合いをしました。
どちらも先方から交際の申し込みがあり、食事やデートを4回ほど重ねたそうです。
1人目の彼は、真面目な男性でしたが、付き合って1ヵ月ほど過ぎた時、予定を延期されることが重なり、メールでやんわりと不満を伝えたら
「本当にごめん、色々考えたけど、本当にごめん」
と返事がきたきり、電話もラインも音信不通に。
気を取り直して、その1ヵ月後別の方とお付き合いを始め、最初こそお相手の方からまめにコンタクトがありましたが、2ヵ月ほど経過すると連絡が途絶えはじめ、誕生日もスルー。
明子さんからメールすると、なにやら重い病気(?)と診断されたらしく距離をおきたいという返事が。
「何かできることがあったら言ってね」とメッセージを送ったところ、「ありがとう」と返信はきたものの、その後は音沙汰なく現在に至ります。
明子さんとそれぞれの彼との関係
・婚活パーティで知り合った。
・参加しているパーティは参加男性の年収などに縛りがあり、好条件の方ばかりのもの。
・彼からの申し込みで交際に至る。
・1、2ヵ月ほど経つと徐々に連絡が取れなくなり、フェードアウトされてしまう。
・重い病気になったと思われる(?)彼に、連絡した方がいいのか、いっそおしかけて会いに行きたいと悩んでいる。
・特に束縛やしつこくしたりしたなどと思い当たる節がなく、私に原因があるのか、何かしたのかと考えてしまう。
さて、一体なぜ明子さんはこうなってしまうのでしょうか。
明子さんの恋愛傾向を個性分析でみてみましょう。
明子さんの恋愛傾向
・表現力が高い
→感情表現が豊かで伸び伸びとした印象を与えるので第一印象で好かれやすい。
・自由力が低い
→常識的な考えや周りの意見に縛られやすく、自分の意思を基準に迷いなく行動することが難しい。
・自立力が低い
→恋人がいないと不安で、頼りたい、依存したいという気持ちが強め。
「表現力」高くパーティでは好かれやすい女性
明子さんは、婚活パーティでは常に相手の方から交際を申し込まれます。その理由は「表現力」の高さにあります。
表情や雰囲気から感情がわかり易いので男性は安心ですし、親近感を覚えるので誘いやすい魅力があります。
また「話題力」が高すぎず、自分のことは適度に話しながら聞き役側にも回れる、会話すのに心地よいタイプ。明子さんは出会いの場においてとてもバランスの良い女性です。
一体何がいけないの? 「自由力」と「自立力」を見てみると・・・
明子さんは「年収◯◯以上~」などの条件があるパーティによく参加していますが、それ自体は悪い事ではありません。
ただ条件が良くなるほど男性が選ぶ側に立ちやすく、優位になる傾向があり、女性への要求の厳しさが増してしまうのは否めない事実です。
そんな男性側から見ると、表現豊かで会話のバランスが心地よい事ももちろん大切ですが、結婚を見据えた交際となると、内面の充実や自立心が求められます。
明子さんは「自由力」と「自立力」が低く、独創性や自分の意志に基づいた判断力が弱い面があり、だからこそ、男性の条件を上げることで自分に足りない部分を埋めようとする傾向がみられます。
これでは、せっかくお付き合いが出来ても、意志や意欲、自立心が見えてこないため、関係が深まれば深まるほど、相手には物足りない印象を与えてしまいます。
相手に高い条件を求めるなら、自信や信念を持った女性になることが必要です。
フェードアウトしてしまう理由とは
明子さんは「自立力」が低いことから、常に誰かといたい、支えて欲しいという傾向が強く、条件に強く拘ったり、家まで行って確認したいと思うのもその現れ。
また出来るだけ連絡を取り合いたい、一緒にいたい思いが強い半面、「尊重力」が低いので、相手の意見を聞いているようにみえて、結局は自分の考えを優先したい気持ちや、自分の望むような形に相手を誘導したいタイプです。
よく話を聞いてみると、相手にまだ結婚への意思が育っていない時にも、結婚したいという思いの強さが出てしまい、段々と話す内容や態度などに「自分の思うようになって欲しい」という大きな期待が見え隠れし、相手は重荷に感じているように思われます。
明子さんタイプの女性へのアドバイス
毎回謝られたり感謝されたりして終わっているのを見ると、彼らが体のいい理由で遠ざかっている様子がうかがえます。
フェードアウトしてしまうのは、最初の印象との大きな相違があり、何かしらの重荷や気が休まらない感情が出てきてしまうからです。
無意識のうちに求めすぎていないか、異なる意見も受け入れているか、収入の良さなど世間一般的な尺度で相手の価値を決めていないか、しっかり見つめ直してみましょう。
また、男性に様々な条件を求めるのであれば、自分もそれに見合う人物でなければ交際は長く続かないでしょう。
相手が素晴らしいから自分が素晴らしくなる訳ではありません。自分の中にしっかりと自由力(自分で選び決める力)と自立力(依存しない気持ち)が育てば自ずとそれに見合う人が現れます。
そのためには自分の中の自信の無さや不安から相手を追い求めるのではなく、今の自分の魅力と改善点をしっかりと見つめ直してみましょうう。
明子さんの場合は、第一印象の良さはさらに伸ばしつつ、相手を尊重しながら自分の意志を持ち、自分の世界をしっかりと生きられるようになれば自ずと相応しい人が現れるはずです。
■個性分析
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恋愛、婚活に悩んでいる方、まずは自分の個性を知ってみませんか?