話し合いは「尊重力」と「共感力」がポイント!『34歳女性「結婚話が直ぐに喧嘩になってしまいます・・・」』

結婚を機に二人で考えなくてはならない事はたくさんあります。家計、仕事、子ども、家事、親族、住居などなど。

しかし、前向きな話し合いをしているはずが、将来の話をするとついつい言い争いになってしまうカップルは少なくありません。

中にはそのまま破局してしまう場合も。

今後一生を共にする相手だからこそ、喧嘩は避けたいですし、後になって、本当に意見の不一致だったのかな?ついつい感情的になってしまい自分が悪かったなど、疑問や後悔が残らない様にしたいですね。

今回は「彼と結婚の話をするといつも喧嘩になってしまう」という女性からのご相談を元に「尊重力」と「共感力」について考えてみましょう。

目次

34歳女性のご相談内容

■34歳女性
彼は37歳で最近結婚の話もしています。
ただ、彼が自分の収入を自覚して生活しているのかが心配で将来の話をすると、毎回喧嘩になってしまいます。

□水野
一緒に未来の建設的な話がしたいのに、お互い気分が悪くなって言い争いになるという話は良く聞きます。

不安と焦りが強いと、相手への不満や愚痴になりがちですね。

特に「尊重力」が低いと、どうしても自分の考えが抑えられず、話し合いのつもりが、要求や説得になってしまっている方も少なくありません。

■34歳女性
確かに、要求が強いかも・・・・・。でも、本当は喧嘩したくないです。かといって不安や心配なことを我慢したまま結婚することもできません。

ちゃんと考えてよ!と強く当たってしまいます。
どうしていつもこうなるのか・・・・。

□水野
不安なのは収入の額ですか?
それより、具体的に考えない彼の態度なのではないでしょうか。

収入の事は確かに不安材料ですが、本当にそれがいやなら一緒にいないと思います。
それを上回る良いところがあるから結婚を考えているんですよね。

■34歳女性
はい。良いところもあり好きだから、一緒に歩んでいきたいです。

私も働きますし、収入面はなんとかなると思うんです。ただ、じゃあどうやって貯蓄をしていくかとか、家は買うのか賃貸なのかとか、何も考えていないような態度に見えるのが不満なんです。

□水野
結婚して一緒に暮らすと、支出も二人だからと言って2倍にはならず1.3倍で済むと試算されていますし、独身の時のようなお金の使い方をしなくなるので、二人で働けばなんとかなるものですが、話し合いもなく、楽観的な見通しだけでは済まないのも確かですね。

■34歳女性
理系で論理的ですしコツコツやることは好きな彼なのに、結婚生活の事となるとどうもぼんやりした考えで。
私は個性分析の結果にあるように「尊重力」低めなので、どうしても白黒つけないと気が済まなくて。
その上、「幸福力」も低くて慎重なので、そんな彼の態度が気に入らないのだと思います。

□水野
先日の個性分析の結果を把握されて、自己理解がしっかり出来ていますね。

そもそも彼は結婚に関する様さまな事の事前知識もないのではないでしょうか?

私の事好きなら考えて!というような、気持ちに訴える話し合いより、事実を見せる方が男性には効果的ですよ。

男性は多くの方が「共感力」が低め、つまり論理的思考で考えるので、女性の感情が強く出過ぎると話の本質がズレてしまって混乱してしまいます。

論理的思考が強い男性なら
「この収入ではやっていけない。どう考えているの?」

ではなくて、
「家は買うなら頭金はこれくらいで月々これだけかかる、賃貸だとこれくらいかかる。私たちの手取りが合わせて◯万だから、とちらが私たちにとって得かな?」

というように具体的に話し合ってみることが大切です。

■34歳女性
そうかもしれません!
どう考えてるわけ?と詰め寄ると、どうと言われても・・・とか言うからこちらもイライラしてしまって・・・。
そもそも彼は仕事一筋で、結婚の細かなアレコレを事を考えたことすらない人だと思います。
私、ついつい「結婚するなら考えるのは当たり前」とか「いったいどうしたいの?」みたいな感じに突き詰めてしまうのですが、それなら私も冷静に話を切り出せそうです。

□水野
多くの男性は理詰めで考える思考力が女性より高いので、感情でなく理屈で話すことが大切です。

女性は話が本題から外れやすく、それが喧嘩の元になるので、今挙がっている議題以外の事には触れない、というのが上手く話し合いするコツのひとつですよ。

結婚についての話し合いは、これから一緒に幸せになろうという未来の話をするのですから、お互いを尊重しながら環境や気持ちを整えていきたいですね。

まずはご自身が「尊重力」低めの場合は、決めつけていないか、自分の理屈で押していないか、相手の話を聞く姿勢があるかを今一度見直し、その上で相手の男性が論理的なのか感情的なのかその「共感力」を客観視した上で、話合いをすればいつもより上手に話を進められるはずですよ。

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