
「しっかりしてるね」
「ちゃんとしてる」
「隙がないよね」
周囲からそう言われる人は、真面目で誠実。
仕事もきちんとこなし、人への配慮もできる人です。
ところが本人は、
「人との距離がなかなか縮まらない」
「もっと親しくなりたいのに、なぜか壁を感じられる」
と悩んでいる。
47歳のA子さんも、そんな一人でした。
個性分析で彼女の特性を客観的に見ていくと、本人が意識していなかったコミュニケーションの傾向が見えてきました。
「論理的思考」が強い人に見られる特徴

A子さんの個性分析から見えてきたのは、
・論理的思考が強い
・感情より事実を優先しやすい
・自分の気持ちを表に出すことが苦手
という特徴です。
例えば、誰かから「最近、仕事がちょっとしんどくて……」と相談されたとします。
A子さんは、
「環境を変えた方がいいんじゃない?」
「それって○○が原因じゃない?」
と、問題を整理して解決しようとします。
これは「相手の役に立ちたい」という思いから出てくる反応です。
ただ、相手が求めているのは解決策ではなく、「それは大変だったね」「頑張ってるね」という共感だった。
ここに、本人の意図と相手が受け取る印象との違いが生まれます。
本当は「人とつながりたい」
さらにA子さんには、自立力が低めという特徴もありました。
一人で何でもできるように見えて、実は人恋しさがある。
誰かと一緒にいたい。
甘えたい。
自分のことを分かってほしい。
そんな気持ちを持っています。
ところが、コミュニケーションでは「正しく答える」ことを優先するため、その気持ちが相手に伝わりません。
その結果、
「一人でも大丈夫そう」
「弱いところがなさそう」
と見られ、「隙がない」という印象につながっていました。
「隙がない」の正体を知る
人との距離を縮めるために、性格そのものを変える必要はありません。
まずは、自分がどんなときに「正しさ」を優先し、どんなときに感情を表に出しにくいのかを知ることが大切です。
例えば、
「それは大変だったね」
「嬉しかったんだね」
「私もそれ、分かる」
と、相手の気持ちに反応する。
そして自分自身も、
「本当は寂しかった」
「ちょっと嬉しかった」
と、そのとき感じたことを言葉にしてみる。
正しい答えを返すだけでなく、感情を伝えることで、人との距離は自然に近づいていきます。
自分の「当たり前」に気づくことから
自分では普通にしているつもりでも、周囲からは違った印象で受け取られている。
人間関係の悩みには、そんな「自分では気づきにくい傾向」が関係していることがあります。
個性分析では、自分の性格を良い・悪いで判断するのではなく、さまざまな特性を数値で客観的に確認します。
「なぜ私はこうしてしまうのだろう?」
その理由が分かると、自分を責めるのではなく、「では、どう行動するか」を選べるようになります。
自分の特性を知ることは、人との関係を変えるためだけではありません。
自分らしく人と関わり、無理なく心地よい関係をつくるための第一歩になります。

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■個性分析
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